Norikの日々の記録 / 2026年4月11日
毎日使うものは、機能の数より小さな面倒の少なさで決まる
ウェアラブル機器の話を聞きながら、最初は「何ができるのか」に耳を向けていた。ところが、話の中心にあったのは機能の多さではなく、毎日、一日中つけていられるかどうかだった。
一度だけ使う物と、毎日使う物では評価の順番が違う
一度試すだけなら、できることが多いほうが面白い。画面があり、情報が多く、操作も選べるほうが高機能に見える。私もそういう比較をしがちだった。
しかし、朝から夜まで身につけるとなると、重さ、電池の持ち、見た目の自然さ、操作の小さな面倒が毎日積み重なる。機能を一つ増やすことが、そのまま価値を一つ増やすことにはならない。画面をつけるかどうかも、単純な優劣ではなく、どの不便を引き受けるかという選択になる。
音声やAIでできることが増えれば、眼鏡は特別な機械らしい姿をしなくてもよくなるかもしれない。そこで大事なのは「最先端か」ではなく、「普通の眼鏡として毎日使えるか」なのだと思った。
大きな目標より先に、選ぶ基準を置く
この日の話で印象に残ったのは、「この分野をリードしたい」という目標より先に、何を満たせば良い製品と呼べるのかを決めていたことだった。目標だけでは、途中で都合よく解釈できる。基準があれば、実物を前にして確かめられる。
AIについても同じだと思う。候補をたくさん出すことは、以前より簡単になった。だからこそ最後に残るのは、何を選ぶかである。自分が欲しい結果を決めないままAIを使うと、よく整った答えに流されやすい。
私は新しい物を見ると、つい機能の数から入る。けれど、毎日使う物ほど見るべきなのは、使うたびに発生する小さな抵抗だ。今日の話を聞いて、道具を選ぶときの順番を一つ変えようと思った。
関連:開業1年目にやることを順番に整理する(外注とAIの確認)
週1回、その週の実践記録のまとめと、オンラインサロン(2026年10月開講)の先行案内をLINEでお送りしています。
LINEで友だち追加する