Norikの日々の記録

空では現在地が分かったのに、地上へ降りたら道を見失った

朝は箒で落ち葉を掃いた。手元を見ながらきれいにしたつもりでも、少し離れると帯のように掃き残した場所が見えた。近くで見えるものと、離れて見えるものは違う。

午前中、小さな飛行機で飛ぶ機会があった。印象に残ったのは、空にいる時間より前の準備だった。どこを通り、どの高度で、どこで曲がり、どこへ降りるか。飛ぶ前に決め、関係するところへ伝えておく。

上空では、川も道も街も見え、自分の位置を疑うことがなかった。普段車で走る道も、上から見ると記憶とは違う形をしていた。

着陸まで、今いる場所を言葉で確かめる

着陸は、いきなり滑走路へ向かうのではない。決まった順番で高度を下げ、滑走路に対して今どこにいるのかを言葉で確認しながら進む。

景色を見れば分かるように思えても、あえて言葉にする。操縦する側と聞く側が同じ位置を頭に描けるようにするためだ。降りられない場合に待つ場所まで先に決められていた。

自由に見える空ほど、事前に決めて共有することが多かった。

画面の現在地がずれた瞬間、周りを見ていなかったと分かった

飛行後に車へ乗ると、画面の現在地が実際とは違う場所へ飛んだ。案内はあり得ない方向を示し、私は建物、道路標識、遠くの目印を見ながら走った。

空では全部が見えていたのに、地上では細かな物が近すぎて、全体の中の自分が分からない。普段は画面を疑わず、周囲を十分に見ていなかった。

燃料も、飛行前なら確認が手順に入っている。車では店探しに気を取られ、後回しにした。毎回の判断に任せると、別の用件で簡単に抜ける。

細部へ入る前に全体を見る。重要な確認は、その都度思い出すのではなく手順へ入れる。そして進行中も、今どこにいるかを言葉にする。空で見たやり方を、地上の仕事でも使いたい。

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