Norikの日々の記録

百本書いても、読んだ人の行き先がなければ何も起きない

夜、記事をどれだけ出すかという話をした。少しずつ様子を見るのではなく、まとまった数を出す。百本という数字まで出た。

最初は多いと思った。一本ずつ重く考えれば、とても終わらない。ただ、数が少なければ、一本が読まれなかった理由も判断できない。狙いが違ったのか、題名が弱かったのか、本文が届かなかったのか。試した数が少ないまま結果を深読みすると、直す場所を間違える。

完璧にしてから出すより、出して反応を見る。これは自分が集客で何度もやってきた方法でもある。ところが数の話を続けているうちに、もっと手前の抜けに気づいた。

本数は、届く可能性を増やすだけだった

記事を百本出しても、読んだ人が次にどこへ行けばよいか分からなければ、その場で終わる。関連記事を読むのか、資料を見るのか、相談するのか。書く側が決めていなければ、読む側にはなおさら分からない。

自分も、役に立つことを書けば何かにつながると思っていた。しかし「良いことが書いてある」と「読んだ人が動ける」は別だった。誰のどんな困りごとに向けた一本なのか。読み終わったあと、何をしてほしいのか。この二つが曖昧な文章は、読後に残るものも曖昧になる。

検索に使われる言葉も、入れればよいわけではない。同じ言葉で調べていても、今すぐ動きたい人、比較している人、まだ困りごとを整理できていない人がいる。言葉の後ろにいる人を決めなければ、検索語は合っていても内容はずれる。

数を出す前に、一本ごとの役目を決める

量と質は、どちらか一方を選ぶものではなかった。一本に長い時間をかけることだけが質ではない。狙う相手と読後の行き先を決めることも質だった。それは、書き始める前に短い時間でできる。

夕方には揺れの知らせが入り、しばらく手を止めた。数字も方針も本数も、その瞬間には後ろへ下がった。日常へ戻れば、また記事の話をする。ただ、何を優先するかは状況で入れ替わる。だからこそ、一本ごとの役目を先に決めておく必要がある。

これから数を出す。ただし、百本という数字だけを追わない。誰に何を伝え、その人が次にどこへ進めるようにするのか。そこまで決めて、初めて一本と数える。

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