2026-09-24
宿を買う前に、集客だけ引き受ける手を考えた

連れと小型機で佐渡へ渡りました。小型機の旅は天気しだいなので、宿もレンタカーも前日まで決められません。前日に空いていた小さな宿を、電話で押さえていました。
夕方に着くと、電話で聞いていた話と宿の説明が食い違っていました。素泊まりで一人七千円台、夕食をつけるなら別に千五百円。それなら別の宿にしようか、と連れと話して、いったん外に出ました。
そこから二十分ほど、地図で近くの宿を出しては電話をかけました。一泊一万三千円の宿は満室。食事付きで二万円の旅館も満室。予約サイトで空いていたのは、二部屋で三万二千円の所か、一部屋だけ残った一万四千円の宿でした。こちらは来た道を五十分戻る場所です。南へ一時間走れば一人二万円で二部屋ありましたが、そこからまた一時間の運転です。
結局、最初の宿に戻って頭を下げ、泊めてもらいました。
満室の夜に、空いていた理由
夜、居酒屋で連れと話していて気づきました。周りはどこも満室なのに、あの宿だけは空き部屋ばかりだった。理由は単純で、予約サイトに載っていないのです。さっき私たちが予約サイトで探したときも、あの宿は一度も出てきませんでした。
宿に戻ってから、この宿を買ってきちんとやれば、うまくいくのではないかという話になりました。周りにはこれだけ泊まりたい人がいる。私も一瞬、買って手を入れる方へ気持ちが動きました。
ただ、建物は手を入れる所が多く、買えば改修にまとまったお金がかかります。
買うか、集客だけ引き受けるか
話しているうちに、考えが移りました。買わずに、民泊として管理と集客を引き受ける。入ったお客さんの分だけ手数料をもらう。それを何か月か試してみる。
決め手は、空いていた理由です。周りが満室の夜に空いていたのなら、足りないのは建物より「見つけてもらうこと」です。それなら、先に直すのは載せ方で、それは私が普段やっている仕事そのものです。
買えば、うまくいかなかったとき建物ごと抱えることになります。引き受ける形なら、だめならやめるだけです。私自身、民泊の仕事はまだ思うほど稼げていません。今、大きく抱える余裕はない、というのも正直なところです。
翌朝、宿の主に話してみるつもりでいます。受けてもらえるかは、まだ分かりません。
開業一年目でも、同じ場面はあると思います。知り合いのお店を手伝いたい、いずれ引き継ぎたい、と思ったとき、いきなりお金を出す前に、自分の得意な一か所だけを任せてもらう。チラシでも、予約の受け方でも構いません。何か月かやって数字が動けば、その先の話はそこからできます。
迷ったときは、紙に二行だけ書きます。
「買った場合、だめだったら手元に残るもの:〇〇」
「手伝う場合、だめだったら手元に残るもの:〇〇」
二行目が「数か月の手間」で済むなら、先にそちらから試せます。
次からは、何かを買いたくなったら、先に「得意なところだけ引き受けられないか」を考えると決めます。
今、お金を出してでも手に入れたいと思っているものは、手伝う形で試せないでしょうか。
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