Norikの日々の記録2026-03-11

多く振り込まれたのは私なのに、5分間、同じ心配を5回繰り返した

朝8時過ぎ、手続きに関する返金処理で取り違えがあり、本来こちらが受け取る予定ではなかったお金が振り込まれていることに気づきました。具体的な金額は書きませんが、見なかったことにはできない額でした。

私の判断は最初から決まっていました。自分のお金ではないので、確認して返す。それ以外の選択肢を考えたわけではありません。

ところが、その後の記録を見ると、私は8時7分、8時8分、8時9分、8時11分、8時12分と、5分間にほぼ同じ心配を5回口にしています。新しい連絡が入ったわけでも、金額や振込元を確認したわけでもありません。「どうしてこの入金になったのか」「きちんと返さなければならない」という同じ場所を、言葉だけで回っていました。

多く受け取った側なのだから、損をしたわけではありません。それでも落ち着かなかったのは、残高に表示されていても、自分のものではないと分かっていたからです。持っていて安心できないお金は、増えた資産ではなく、早く元の場所へ戻す必要がある預かり物でした。

返すと決めたことと、返す準備をしたことは違う

問題は、返す意思ではありませんでした。返すと決めたあと、私は実際の確認へ一つも進んでいなかったことです。

必要だったのは、入金日、入金額、振込名義、もともとの手続き内容を並べることでした。そのうえで、窓口へ連絡し、誰が事実関係を確認するのか、返金方法は何か、いつまでに行うのかを決める。ここまで進めて初めて、心配が処理へ変わります。

しかしその5分間、私は一項目も確認していません。声に出しているので何かに取り組んでいる感覚はありましたが、決まったことは増えていませんでした。

記録の途中から、話題は天候や移動の予定へ移ります。返金について決着した記録は残っていません。記録がない時間に連絡した可能性はありますが、確認できないことを、片づいたことにはできません。

誠実でいたい気持ちと、実際に返す段取りは別だった

この記録を読み返したとき、最初は「自分のお金ではないから返さなければ」と考えたことに、少し安心しました。多く入っていたから得をした、とは考えていなかった。その点では、自分が大切にしたい感覚から外れていません。

しかし、そこだけを見て終わると、自分に都合のよい話になります。

返そうと考えたことと、返すために動いたことは別です。私は5分間、同じ心配を5回繰り返しましたが、その間に入金履歴を整理したわけでも、窓口へ連絡する段取りを決めたわけでもありません。気持ちは正しい方向を向いていても、処理はその場から一歩も動いていませんでした。

その後、この入金がどう処理されたのかは、この日の記録からは確認できません。記録が途切れた時間に連絡した可能性はあります。それでも、分からない結末を補って、きれいに解決した話にはできません。

だから、この日の落ちは成功でも教訓でもなく、5分間の空回りです。

「返さなければ」と5回言った私に本当に必要だったのは、6回目の同じ言葉ではありませんでした。入金日と名義を確認し、連絡先を一つ決めることでした。

返そうと思った自分を褒めるだけでは、この記録を残す意味がない。返すと決めながら、少なくとも記録に残った5分間は何も進められなかった。そこまでを、この日の自分として残しておきます。

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