Norikの日々の記録 / 2026年3月14日
実績を語る前に、書き手が足りない場所へ行く
午後、実績のない状態から書く仕事をどう始めたかという話を聞いた。仕事を取るための長い営業説明が出てくると思っていたが、実際に語られた入口は驚くほど短かった。
仕事になった理由は、うまく売り込んだからではなかった
人が集まっているのに、書き手が足りない場所があった。そこで書ける人かと聞かれ、そうだと答えると、話が進んだという。実績を並べた資料も、長い売り文句も出てこなかった。必要とされている場所に、その役割を担える人がいたことが入口になっていた。
もちろん、入った後に中身を出せなければ仕事は続かない。けれど、最初の一件を得る段階では、伝え方を磨くことより場所を選ぶことのほうが大きかった。
私はこの話を聞いて、少し悔しくなった。新しい仕事を始めるとき、実績がないことを補う説明や仕組みを先に考えがちだからだ。考えるほど準備は増えるが、必要としている人のいる場所へは近づいていないことがある。
最初の小さな結果が、次の信頼になる
話の中では、駆け出しの依頼者と組み、短い期間で小さな結果を一つ出すという順番も紹介されていた。先に十分な信頼を得てから仕事を始めるのではなく、最初の仕事で結果をつくり、それを次の信頼にする。
これは私自身の経験にも重なった。新しい分野で前へ進んだときは、理屈を固め切ったときではなく、小さく一つ動かして結果を見られたときだった。反対に、準備を増やしてから始めようとしたものは、途中で止まりやすかった。
実績がないなら、実績があるように見せる方法を考えるのではない。まず役割が不足している場所へ行き、任された小さな仕事で結果を返す。今日聞いた話から私に残ったのは、その順番だった。
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