Norikの日々の記録 / 2026年4月7日
十年以上前の教材が、道具の説明が古くなっても使われていた
勉強会で話していると、私が以前につくったウェブ制作の教材が、今も複数の人に使われていると聞いた。画面も道具の名前も変わっているのに、残っている部分があった。
操作説明の多くは古くなっていた
ウェブの道具は変化が速い。十年以上前の教材なら、当時の画面や操作手順はそのまま使えない。技術に関する部分だけを見れば、半分以上は現在と合わなくなっていても不思議ではない。
それでも教材が使われていたのは、手順だけを書いていたからではなかった。誰に向けてつくるのか、何を伝えるのか、見た人にどんな行動をしてほしいのか。その順番は、使う道具が変わっても必要だった。
私は新しいサービスを見ると、つい操作方法を覚えることに意識が向く。しかし操作は、更新されれば古くなる。先に目的が決まっていなければ、新しい道具を使っても、出来上がるものの方向は定まらない。
つくった物は、自分が思うより長く残る
この話を聞いてうれしい一方で、少し怖さも感じた。つくった本人が忘れかけていても、受け取った人の手元では使われ続けることがある。公開した時点の説明が、そのまま誰かの判断材料になる。
だから、すぐ変わる操作説明と、長く残したい考え方を分けて書く必要がある。操作は日付や前提を明らかにし、考え方は具体的な順番まで伝える。古くなることを避けるのではなく、どこが古くなり、どこを残したいのかを最初から考えておく。
教材が残っていたことで、昔の自分に評価をもらったような気分になった。同時に、今日つくるものも将来の誰かが見るかもしれない。そう思うと、簡単には出せないし、出すなら目的まできちんと残したい。
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