Norikの日々の記録

十日かかると思った表計算が一日で終わり、私の段取りが試された

日付が変わった頃から、AI研修の説明をしていた。道具を使う側になるのか、道具に使われる側になるのか。機能の紹介より先に、その違いを話した。

同じ夜、シートが何枚あるのか自分でも分からないほど複雑になった表計算を、コード生成を支援する道具へ渡した。人の手なら十日ほどかかると思っていた作業が、指示を二、三度やり直し、最後に一、二時間手を入れることで、一日で片づいた。

数字だけ見れば大きな短縮だった。しかし、一度に全部を頼んだときは、こちらの意図どおりにまとまらなかった。

任せる前に、一段ずつ切れるか

作業を段階に分け、一段ずつ確認しながら進めると精度が上がった。AIが優秀かどうかの前に、私が仕事の順番を分けられるかどうかで結果が変わった。

ずれた方向へ進んだときは、戻す手間もかかる。使い続ければ上限に当たって止まることもある。それでも現時点では、戻す手間を含めても自分で最初から行うより軽かった。

「全部やって」と渡して、出てきたものに自分の仕事を合わせるなら、道具に使われている。目的を決め、途中の確認点を置き、違えば戻すなら、こちらが使っている。

研修の最後に残るものまで決める

研修を四つに分けて説明すると分かりやすい。しかし、実際の仕事は四つに分かれていない。きれいに分類して教えても、最後に一本の仕事へ戻せなければ、受講した感想だけが残る。

私は、研修が終わったときに何を作れるようになっているかを先に置きたい。知識を覚えたかではなく、自分の仕事で使えるものが手元に残ったかを見る。

この日は人にAIを教えていたが、実際には自分の任せ方を確かめていた。次に仕事を渡す前には、AIへの指示を書くより先に、目的、段階、確認点を自分の言葉で書く。

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