Norikの日々の記録
2026年4月18日
「まず一回試す」と聞いた日に、私は一回分の余白も残していなかった
朝、新しい道具は、上手さより何回触ったかで差がつくのではないかという話を聞いた。今なら多くの人が同じ位置から始められる。正解を探してから動くのではなく、まず一回試した結果から次を考える。
理屈はよく分かった。私は構想を考える時間は長いのに、小さく試す回数が少ない。考えている間は失敗しないので、そちらへ寄ってしまう。
特に残ったのは、「探すには余裕がいる」という言葉だった。余裕がなければ、当たるか分からない方向へ一歩を出せず、目の前を片づけるだけで一日が終わる。
数分の用件で、一回試す時間が消えていった
昼までに、先の予定、最終日の出発時刻、荷物を置く場所など、細かな調整が続いた。一つひとつは短い。しかし、決めるたびに前後の予定を思い出す必要があり、思った以上に頭を使った。
確認の電話や、その場で返せば終わる問い合わせも入った。数分で終わっても、元の考えへ戻るまでには間ができる。大きな用件に一日を取られたのではない。小さな用件の間に、余白が細かく削られていった。
設備の小さな不具合も同じだった。今日直さなくても困らないので後回しにできるが、仕組みを変えなければ、また同じ相談が来る。目の前を片づけるだけでは、次の余白は生まれない。
余った時間で試すのではなく、先に一回分を取る
私は「時間ができたら試す」と考えていた。けれど、その順番では時間は残らない。一日の用件は、空いている場所まで埋めにくる。
新しいことへ踏み出す余裕は、仕事が少ない人だけが持てるものではない。短い時間でも、先に予定として確保するものだと思い直した。
大きく始める必要はない。正しい答えを出す必要もない。触ってみる、一本作る、一度見せる。次は、余った時間を待たず、最初の一回を予定表へ先に置く。そうしなければ、私はまた「やろうと思っていた一日」を増やすだけになる。
関連:押さえるのは早く、決めるのは前日|予定とやり直しの決め方
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