Norikの日々の記録
2026年5月9日
同じ文章なのに、夜は昼よりゆっくり読んでいた
静けさについて書かれた文章を、昼の明るい時間と、夜の遅い時間に二度、声に出して読んだ。その間には移動があり、翻訳を頼まれ、写真を撮り、一本の電話で見学日を決め、夜には勉強会へ参加した。
文章は同じだった。それでも二度目は、昼より少しゆっくり読んでいた。
昼は、目の前の用事を一つずつ終えていた
移動中は渋滞があり、ナビが残りの距離を淡々と読み上げていた。焦っても距離は短くならない。到着時刻を自分では変えられないと諦めたところで、ようやく車内の会話が軽くなった。
昼前には、目の前の表示を訳してほしいと頼まれた。訳せば、食べるものだと分かった。中身は何も変わらない。ただ、分からない言葉という壁が一枚なくなった。
写真も、近づけば細部が見えるが全体が切れ、引けば全体は入るが文字が読めない。翻訳も写真も、どこまで寄るかを決める仕事なのだと思った。
午後の電話では、見学してよいか、いつ行けるかという二点だけを短く確認し、その場で日程が決まった。相手が知りたいことが明確なら、説明は短いほどよい。
夜、できていないことを口に出した
夜の勉強会で、全国向けのコンテンツがうまく作れていないと話した。地域や相手が具体的なら書けるのに、対象を広げると誰に向けているのかがぼやけ、当たり障りのない文章になる。
そこで聞いたのは、表に出ている要望ではなく、本人もまだ言葉にしていない必要へ焦点を置くという話だった。範囲が広いから書けないのではなく、焦点を置き直していなかった。
「うまくできていない」と声に出すと、次には「どこが」という問いが来る。黙っていれば、その問いは生まれない。できていないと言える場所に自分を置くことも、前へ進む仕組みになる。
昼は文章の内容を読んでいた。夜は、その日一日の迷いを通して同じ文章を読んでいた。文字は変わっていない。読む側に一日分の経験が増えたため、同じ言葉の重さが変わったのだと思う。
週1回、その週の実践記録のまとめと、オンラインサロン(2026年10月開講)の先行案内をLINEでお送りしています。
LINEで友だち追加する