Norikの日々の記録
2026年5月10日
名前を十個出してもらい、選ぶ前に自分の基準が見えた
一年を通じて何度か集まり、実際に手を動かして学ぶ講座を考えていた。回数も対象も進め方も、頭の中ではだいたい決まっている。決まらないのは、全体を何と呼ぶかだけだった。
そこで、名前を一つではなく十個出してほしいと頼んだ。一つや二つだと、その場で良し悪しを検討し始めて止まる。十個あれば、まず並べて眺めることができる。
名前が出ないのは、語彙ではなく採点基準がなかったから
依頼するとき、三つの条件を伝えた。一年後には参加者が一つの集まりとして見えること。堅い研修名ではなく、自然に略して呼べること。口にしたとき、参加する側に少しやる気が出ること。
条件を言葉にして、自分でも初めて、何を作りたいのかが分かった。名前が出ない原因は語彙の不足ではない。何を満たせば正解なのかを、自分が決めていなかった。採点基準のないまま答案を書こうとしていた。
十案を並べると、硬い名前、柔らかい名前、期間を強調するもの、集まることを強調するものへ分かれた。どれに自分が反応するかを見ることで、欲しかった方向が見えた。
よくできた案より、自分の声で言える案を選ぶ
完成度が高く見えても、自分が口にすると言いよどむ名前がある。少し不格好でも、何度も言いたくなる名前もある。人へ説明する場面を想像し、自分の声に自然に乗るかを基準の一つにした。
この日は最終決定せず、いくつかへ絞って寝かせた。ただし、寝かせることと決めないことは見分けがつきにくい。数日以内に決める期限も必要だと思った。
十案は、答えをもらうためではなかった。並んだ案に対する自分の反応を見て、選ぶ基準を知るためだった。人から借りたのは名前ではなく、自分の考えを映す鏡だった。
週1回、その週の実践記録のまとめと、オンラインサロン(2026年10月開講)の先行案内をLINEでお送りしています。
LINEで友だち追加する