Norikの日々の記録
2026年5月13日
説明を足すほど、相手が考える時間を奪っていた
数字の食い違いや電話での確認など、相手と認識を揃える場面が続いた。私は早く話を進めようとして、相手が言葉を探している間にも説明を足していた。
その場では会話が止まらず、効率よく進んだように見える。しかし、相手が自分の言葉で理解を確かめる前に、こちらの答えを置いてしまう。あとから同じ話をもう一度することになり、急いだ時間が後ろへ回っていただけだった。
沈黙を埋めたいのは、相手ではなく自分だった
説明を足す理由を振り返ると、相手を助けたいだけではなかった。返事のない時間に自分が耐えられず、何か言わなければと思っていた。
数字が合わないときも、どちらが正しいかを早く決めるより、どこから離れ始めたのかを並べる必要がある。任せる仕事も、金額を先に決めるより、どこまでを任せるかを言葉にしたほうがよい。早く答えを置くと、決まったように見えて、肝心の前提が残る。
相手が自分の言葉を出すまで待つ
認識を揃える方法には、こちらが先に定義して押し込む方法と、相手が自分の言葉で話すまで空けておく方法がある。前者は速く、後者は時間がかかる。この日は後者を選ぼうとしたが、急いでいる場面では待ちきれなかった。
全部を相手へ委ねるわけではない。確認する場所は示し、必要な材料は渡す。そのうえで、相手がどう理解したかを言葉にする余白を残す。説明の量ではなく、互いが同じものを見ているかを確かめる。
次に説明を足したくなったら、それが相手のためなのか、自分が沈黙を埋めたいだけなのかを一度分ける。数秒待てば、その場で相手の考えを聞ける。待てずに答えれば、後日もう一度同じ時間を使う。この日の会話で、短くするより待つことのほうが難しいと分かった。
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