Norikの日々の記録

「方法は任せます」が、相手への丸投げになっていた

朝、屋外に置いたテーブルが動かないように固定してほしいと頼んだ。風や人の力で少しずつずれ、戻してもまた動く。何度も戻すより、構造から直したほうがよいと思った。

床には防水処理があり、自分で穴を開ければ別の問題になる。方法は専門の人に任せるのがよいと考え、「固定してほしい」とだけ伝えた。連絡を終えた直後は、一つ片づいた気がしていた。

任せるなら、守ってほしい条件を先に渡す

あとから考えると、固定の意味には幅があった。重くして動きにくくするのか、床へ留めるのか、あとで外せる形にするのか。私は結果だけを伝え、判断に必要な条件を渡していなかった。

本当に伝えるべきだったのは三つだった。床の防水を傷めないこと。季節や使い方に応じて、あとで位置を変えられること。見た目には強いこだわりがなく、そこは任せられることだ。

方法を任せることと、考える作業まで相手へ渡すことは違う。相手の裁量を尊重したつもりでも、条件がなければ、相手は私の意図を推測するところから始めなければならない。

目的、条件、任せる範囲を一緒に伝える

同じ朝、人に質問するときは、相手に整理までさせないという話を聞いた。長い事情を送り「どう思いますか」と聞けば、相手は迷っている場所を探すところから始める。返事が遅いのは、関心がないからではなく、答えられる形になっていないからかもしれない。

テーブルを頼んだ自分が、まさに同じことをしていた。目的だけでなく、守りたい条件と、任せてよい範囲を一緒に渡す。それでも方法は相手に選んでもらえる。そこまで整理して初めて、丸投げではなく任せたと言える。

条件を言葉にする過程で、自分が何を望んでいるかも分かった。人に頼むことは作業を手放すだけではない。自分の考えを一度形にし、相手が判断できる状態で渡すことなのだと思う。

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