Norikの日々の記録

押してほしくて増やしたボタンが、押せない理由になっていた

夜、作りかけのページを画面共有して、専門にしている人に見てもらった。自分では何度も眺めたページだが、人に説明すると、口で話している要点が画面のどこにも書かれていないことに気づいた。

さらに指摘されたのが、行動を促すボタンの多さだった。上にも途中にも下にもあり、しかも言葉が違う。私は押す機会を増やしたつもりだったが、読む人には、どれを押せばよいか分からない画面になっていた。

親切で増やしたのではなく、不安で増やしていた

言われた瞬間は「確かにそうですね」と答えた。ただ、理由を考えないまま減らせば、反応がないと不安になり、また増やすと思った。

なぜ増やしたのかを振り返ると、ここで押されなかったらどうしよう、という不安があった。もう一つ入口を置けば、どこかで拾えるかもしれない。読む人のためではなく、自分が「やれることはやった」と思うためのボタンだった。

選択肢や説明も同じだった。迷うと増やす。自信がないところほど、言い方を変えて何度も書く。書く側は強調しているつもりでも、読む側には同じ話と判断の手間が増えるだけになる。

一つに決めたら、数字が出るまで触らない

ボタンを減らす作業は数分で終わる。難しいのは、その後に反応が動かなくても、すぐ元へ戻さないことだった。私は以前にも、「試して駄目だった」ではなく、「不安になった」という理由で途中から元に戻したことがある。

今回は行動を一つに絞り、一定期間は触らずに見る。反応が変わらなければ、ボタンの数が原因ではなかったと分かる。途中で変えれば、何が効いたのかも効かなかったのかも分からない。

増やすことは、決めるのを先送りすることでもある。一つに絞れば、結果が自分の判断として返ってくる。それが怖くて入口を増やしていた。ページを見てもらって直す場所が分かった以上に、自分が増やす理由まで分かったことが、この夜の収穫だった。

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