Norikの日々の記録

「禁止」と書くだけでは、ルールを守る人しか止められない

朝、立ち飲みは禁止だとはっきり書かれた場所で、実際には飲んでいる人がいるという話を聞いた。書いてあるのに守られない。珍しい話ではない。

印象に残ったのは、人が増えるほど互いを見る目が薄くなるという話だった。少人数なら、書かれていないことでも空気で保たれる。人数が増えると端の行動が広がり、まともに使う人が大半でも、少数の振る舞いが全体の評価を決める。

守ってくださいではなく、破りにくい形にする

ルールを掲げるだけでは、掲げた側が説明したという記録にしかならない。守る人には効くが、そもそも守らない人には届かない。必要なのは、違反しにくい形にしておくことだと思った。

同じ日、まだ物件を持っていないが民泊を始めたい、という相談について考えた。この段階で来てもらえるのはありがたい。買う前なら、そこで営業できるか確かめ、別の物件を選べる。買ったあとで「ここでできますか」と聞かれ、できないとわかっても選び直せない。

今は「そこでできるか確認しましょう」と返している。ただし、その確認が担当者個人の判断に寄りすぎている。誰が受けても同じ順番で確認できるようにしなければ、相談が増えたときに抜けが出る。

自分で動かせないものを、最初から設計へ入れる

物件が営業できるかどうかには、自分たちでは変えられない条件がある。画面越しでわかることにも限界があり、現地で見なければ判断できないこともある。

自分でコントロールできない部分を無視して計画を作ると、あとで必ず止まる。止まってから直すのが一番高くつく。だから、物件を買う前の確認、現地を見る条件、担当者が変わっても同じ確認になる手順を、最初から入口へ置く。

ルールを守ってもらうことも、相談を正しい順番で進めることも、相手の注意力だけに頼らない。問題が起きにくい通り道をこちらが作る。そのほうが、禁止事項を増やすより現実的だ。

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