Norikの日々の記録
2026年7月6日
自動で動くものほど、止まる前に見る場所を決めておく
一日のかなりの時間を移動に使った。車の中で話題になったのは、最近の車が勝手にやってくれることの多さだった。速度を保ち、車線へ戻し、暗くなればライトがつき、雨が降ればワイパーが動く。昔より操作する回数は明らかに減っている。
便利になるのはいい。ただ、やらなくなった操作は、そのうちやり方まで意識しなくなる。自動でつくと思っていたライトがついていないとき、自分でつけ忘れた感触がないので、異常にも気づきにくい。
飛行機で信用しているのは、自動化より点検
そこから飛行機の話になった。飛行機のほうが自動化は進んでいる。それでも安心して任せられるのは、自動だからではない。飛ぶ前に、決められた項目を決められた順番で必ず確認するからだ。私は自動の精度だけでなく、点検の仕組みを信用している。
車は、油を替えなくてもしばらく走れる。走れてしまうので確認を後回しにしやすい。そして止まってから、見ていなかったことに気づく。普通に動いている時間が長いものほど、自分から見る理由が消えていく。
良かった月にも、点検は要る
夕方には、一か月のまとめを聞いた。前半は苦しかったが、後半で戻したという。素直に良かったと思った一方で、数字が戻ったことで点検まで済んだ気持ちになりかけた。
結果が良くても、何が効いたのかわからなければ再現できない。悪いときだけ原因を探すのは片側だけの点検だ。動いているから見ない、良かったから調べない。それでは、次に止まるまで気づけない。
任せる範囲を広げるときは、同時に「ここだけは自分で見る」を一つ決める。人に任せる仕事でも、機械に任せる操作でも同じだ。手を離すことと、目まで離すことは違う。この日、車の中で残ったのはその違いだった。
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