Norikの日々の記録

休んでも戻らない疲れに、知らないことを一つ入れてみた

疲れているときは休めば戻る。ずっとそう思っていた。ところがこの日は、休んでも頭の重さがあまり変わらなかった。何もしない時間を増やしても、止まっている感じだけが残った。

一方で、慣れていないことに手をつけると、始める前より疲れる。知らない言葉を調べ、考え方を組み替え、判断のたびに立ち止まるからだ。それでも終わったあとには、休んでいたときにはなかった戻り方があった。体力が増えたのではなく、気持ちが前を向いたのだと思う。

反応が落ちたのは、広げたからでもあった

昼には、対象を広げた取り組みの反応について話を聞いた。見られる回数は増えているのに、その先へ進む人の割合が落ちていた。

届く相手が変われば、同じ言葉でも同じようには届かない。以前は前提を共有できていた相手に通じた言葉が、その前提を持たない人には自分向けに見えない。広げるのは単なる足し算ではなく、違う相手とのやり直しに近い。

数字が落ちたら元へ戻すのは簡単だ。ただ、それでは何が起きたかを知らないままになる。次に広げたときも同じところで止まる。新しいことを始めると一時的に動きが悪くなる。それを失敗と決める前に、どこで離れたのかを見る必要があると思った。

資料を増やすより、自分で話す

午後は、こちらをまだ知らない方との最初の接点をどうつくるかを話した。役立つ資料を用意して受け取ってもらう案と、私自身が入門的な内容を話す場をつくる案が出た。

資料は形に残るが、受け取った方が読んだか、費用がかからないから手に取っただけなのかはわかりにくい。私が話せば、説明の順番や、どこを丁寧に扱うかまで含めて考え方が伝わる。「この人の説明ならわかる」と感じてもらえれば、その先の会話も始めやすい。

すぐ仕事につながる保証はない。それでも、自分にとって知らないほうを試すことにした。休むべき疲れと、前へ進んだための疲れは同じではない。この日は、疲れを減らすことより、疲れ方を変えるほうが自分には効いた。

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