理想の人を探す前に、「三人」と初日の五時間を先に決めた
昼前、人を迎えるための打ち合わせをした。前回から続いている話だったが、最初から「どんな人が理想か」を話すのはやめた。条件を足し始めると、何でもできる人の話になり、いつまでも決まらないからだ。
私は先に「三人」と人数を置いた。枠が決まると、三人へ何を分けるかという話になる。人物像ではなく、役割の話へ進めるための数字だった。
作る人と、数字を読む人を一人へ押し込まない
必要なのは、広告の運用を見る役割、受け皿となるページを見る役割、そして全体の数字を整理し、改善案まで書ける役割だった。広告だけを見ればページ側の問題を見落とし、ページだけを見れば入ってくる人の違いを見落とす。
設計も数字も実行も全部できる一人を探せば、見つかりにくいうえ、見つかっても負担が集中する。そこで、考えて数字を読む側と、実際に手を動かす側を分けた。条件を軽くしたぶん、こちらで実行できる人を用意する必要は増える。それでも、その形のほうが続くと判断した。
未確定のまま、面談と初日を置いた
役割の細部はまだ決まっていなかった。それでも、来週までに電話で一度すり合わせ、その後に最終面談へ進む順番を決めた。さらに、初日は五時間を確保することにした。
何を話すか全部決めてから日程を押さえようとすると、準備だけが続く。先に日付と時間を置けば、それまでに何を揃えるかが逆算できる。私は相手の時間を細かく押さえることに恐縮しながらも、順番は崩さなかった。
この日に決まったのは、完璧な採用条件ではない。三人という枠、役割の分け方、来週の面談、初日の五時間。それだけだった。しかし、決まっていない仕事ほど、先に人数と日付を置くことで初めて動き始める。
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