Norikの日々の記録

2026-08-16

1泊30万円で予約が入った。それでも、取り損ねていた

午後、自分の宿の前で、同行していた経営者に説明していた。「花火がもう目の前で見えるんですよ」。8月11日の花火大会の日、この宿は1泊30万円で予約が入った。近くにある外資系の大きなホテルも、花火の日は30万円まで上がるらしい。常連客が「あそこは高いんですよね、30万もするんですよ」と言いながら、今年も予約しているという話も聞いた。

「うちの方がもっと花火に近いです。絶対30万いけますよ」。私はそう言い切っていた。相場は競合の大手が教えてくれている。立地はこちらが上。値付けは当たった、と思っていた。

気づいた時には、もう入っていた

ただ、この30万円には、取り損ねた記憶がついている。

7月29日、予約画面を見ていて花火の日に気づいた。「これは絶対上げなあかんわ」と思って開いたら、その日にはもう予約が入っていた。いくらで入ったのかは分からない。あとから現地へ行くと、街に規制がかかるほどの人出で、案内の看板まで出ていた。それを見て思った。40万円でもいけたんじゃないか。

イベントの日の価値は、イベントの日付に気づいている側にしか値付けできない。そして宿の予約は、こちらが気づくより先にやってくる。価格を直すのが1日遅れるだけで、いちばん高く売れるはずの日が、普通の日の値段で埋まっていく。

次の花火の日は、まだ値段を決めていない

14時半頃、次の花火大会の話になった。9月13日にもう一度ある。「もう予約入ってるかな、もしかしたら」。入っていなければ、値段を上げられる。では、いくらにするか。「30万は無理かな。何万にしようかな」。8月16日の時点で、まだ決めていない。

決まっているのは順番だけだ。価格表をいじる前に、イベントのカレンダーを見る。気づくのが早ければ、値段はこちらが決められる。気づくのが遅れれば、値段は予約の早い者が決めていく。今回は、予約が入っているかの確認から始めることにした。

あなたの商売にも、価値が何倍にもなる「花火の日」が年に何日かあるはずだ。その日付を、価格より先に把握しているだろうか。

関連:価格と残るお金を分けて確認する(開業1年目の問題解決ロードマップ)

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