Norikの日々の記録

2026-08-21

「途中でぶれましたね」と言われた。私は「広がってきた」と思っていた

朝五時に家を出て、電車を乗り継いで合宿先に着いた。開始まで少し時間がある。同行者にコンビニでおにぎりを二個買ってきてもらい、荷物を置いて、パソコンを開いた。十一時から、三か月続けてきた個別コンサルの最終回がある。週に一度、全部で十二回。今日が十二回目だ。

最後だから、こちらから聞いた。「率直に、講師から見てどうでしたか」。

返ってきたのは「右往左往していた」だった

「率直に言うと、途中でぶれた感じがありますね」。最初は提携先を開拓するという話だったのが、途中から別の大きな話に寄っていって、そのあとは細かいところに行って、結構右往左往していたように見えた、と続いた。

私は「その通りです」としか言えなかった。反論する材料が一つもなかった。

そのあとに一つ褒められた。「攻めるのは得意だけど、守りがあまりない」。攻めに問題はない、という言い方だった。ありがたい評価のはずなのに、聞きながら、これはさっきの指摘と同じことを裏から言っているだけだと思った。手を出すのは速い。出したものを回し続けるのが弱い。

三か月のあいだ、私の感覚はまったく逆だった。話が向こうから来るようになり、これまで断っていた種類の依頼にも道が見えてきて、点と点がつながっていく感じがあった。今日は、その報告をする日だと思っていた。広がっている感覚を、進んでいる証拠だと思い込んでいた。

いちばん人を連れてきていたのは、最初の一枚だった

ずれていたことは、もう一つあった。この期間に覚えたことの一つが、アクセス解析をAIに読ませて流入を見ることだ。それで問い合わせの入口を調べたら、いちばん多かったのは、いちばん最初に作ったページだった。三か月かけて増やしたもののほうではなかった。外していなかったのはそこだけで、あとは増やしただけだったことになる。

同じ日の朝、たまたま見ていた動画でも似たことを言っていた。売上が一億円に届くまでは、あれこれ手を出さずに売ることだけに絞れ。いろんなことをやるのは、四十億を超えてからでいい。見ながら、これは自分に向けて言われていると思った。新しいことを始めるほうが楽しい。私はどちらかといえばそちら側で、あれもやりたい、これもやりたい、とすぐになる。

だから今回の三か月で決めたのは、増やすのをやめることだ。新しい入口はもう作らない。今ある入口を深く回す。単価を上げる、成約率を上げる、一つの名簿から二つ三つの形で収益にする。どれも自分の好きなやり方ではないし、居心地のいい場所からは外れる。それでも、そこを愚直に回すほうが先だと今は思っている。

ただ、まだ決まっていないことがある。最後に「では優先順位は。どれからいきますか」と聞かれて、私は「どれからいきましょうかね」と返しただけで終わった。やめることは決めたのに、何から手をつけるかは、その場で一つも言えなかった。そこは今週中に決める。

三か月なり半年なりを振り返るとき、増えた話の数を成果として数えてしまいがちだ。実際にお金や問い合わせを連れてきたものは、そのうちどれだっただろうか。

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