Money / Dreams

お金はなかった。でも夢は先に持っていた

若い頃、お金は本当になかった。それでも船に乗りたい、飛行機で日本を飛び回りたいという夢は先に持っていた。夢を先に持ったから、準備が始まった。

空を飛ぶパラシュート

お金に苦労した若い頃

両親は本当によくやってくれた。ただ、家にお金の余裕があったわけではない。子ども心にも、親に負担をかけないようにしようと思っていた。学費ができるだけかからない進路を考えたことも、その感覚から来ていた。

大阪へ就職する時も、十分な余裕を持って出てきたわけではない。若くして結婚し、子どももできた。生活はいつも楽ではなく、お金に対して苦労したという実感が強く残っている。

それでも、夢はあった

高専にいた16歳から18歳くらいの頃、知り合いが船の免許を取りに行くという話を聞いた。私は「私も行きます」と言って、一緒に船の免許を取りに行った。

若いうちに免許を取っておいた方がいいという考えもあった。でも、それだけではない。将来はお金持ちになって、ヨットに乗りたい。そんな夢があった。

飛行機の免許も同じだった。いつか飛行機で日本中を飛び回れるようになりたい。その時点では夢だったけれど、自分は実現する、実現できると思って動いた。

節約は、夢をあきらめるためではなかった

若い頃は、収入の10%、15%、時には20%くらいを強制的に貯金へ回していたと思う。苦しい時でも、将来のために残すことを続けた。

ビールの350ml缶を一本そのまま飲むのではなく、分け合って飲む。外食では牛肉ではなく豚肉を選ぶ。車で移動する時は、高速代を節約するために下道を走る。そういう選択を、本当に細かく積み重ねていた。

今振り返ると、それは単にお金を使わない生活ではなかった。夢をあきらめないために、将来の選択肢を残す生活だった。

お金は、使った瞬間に価値へ変わる

事業がうまくいき、サラリーマンの給料を使わなくても生活できるようになってから、お金の見方は変わった。お金は絶対的なものではなく、数字であり、信用であり、道具なのだと感じるようになった。

もちろん、貯めることは大事だ。蓄えがなければ、挑戦も事業も続けにくい。でも、お金は貯めているだけでは価値を生まない。何かのサービス、経験、人が喜ぶこと、次の挑戦に変えた瞬間に、初めて価値が生まれる。

夢は、必ず実現すると決めて動く

今、自分は飛行機に乗れる。船も所有しているわけではないけれど、借りて乗ることができる。若い頃に夢見たことの一部は、形を変えながら現実になっている。

大事なのは、夢を持つこと。そして、自分は実現できる、実現すると強く思って動くことだと思う。夢は、ただ眺めるものではない。先に準備し、少しずつ近づけていくものだ。

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