Norikの日々の記録

断った相談を宙に浮かせたままでは、仕事は終わっていない

朝、部屋を片づけながら、何度も手が止まった。どれを先に取るか、これはどこへ入れるか、いくつあるか。片づけ自体は数分でも、行き先が決まっていないものの前では、そのたびに判断が要る。

午前中、書類を送ってほしいという電話があった。写真を撮る。送り先を間違えずに入れる。送信する。電話を切った時点では、その三つが「あとでやる」の箱へ残っていた。小さな用事ほど置き場所を決めないと、別の仕事を始めるたびに頭へ戻ってくる。

受けられる範囲を広く見せない

昼前、民泊運営について新しい相談が入った。物件を持つ人が、自分では運営が難しいため、任せられる先を探していた。比較的早い段階で聞かれたのが、どの地域まで対応できるかだった。

全国どこでも同じ品質で対応できるとは言えない。移動距離も、現地で動く人も、何かあったときの速さも違う。範囲を広く見せれば、その場では期待されるかもしれないが、あとで自分たちも相手も困る。できない地域は、最初に正直に伝えたほうがいい。

「できません」の次に、どこへ行けばよいかを置く

ただし、断れば相手の困りごとが消えるわけではない。部分的な工事や、物件を貸せる形にしたいという相談も同じだった。今の自分たちでは受けられなくても、相談は確かに来ている。

そのたびに残るのは、「では、どこへ頼めばいいのか」という問いだ。受け皿を作っても、必要な人へ届かなければ回らない。ホームページがなければ、何ができて何ができない会社なのかも選ぶ側にはわからない。結局、集客と行き先の両方が要る。

片づけで行き先のない物を持ったまま手が止まったように、相談も渡し先がなければ止まる。自分で受けないと決めることと、その相談を放置することは別だ。「できません」で終えず、次に尋ねられる相手や場所まで用意して、初めて一件が終わるのだと思った。

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