Norikの日々の記録
2026年6月3日
AIで「できないこと」を先に話したら、説明が現実的になった
午前中、AI活用支援を人へ説明するための言葉を整理した。この話は、説明する前から期待が膨らみやすい。全部やってくれる道具だと思われたまま進めると、後で必ず落差が出る。
そこで順番を変えた。全部を任せて完成品が出るわけではない。判断そのものを代わりにしてくれるわけでもない。まず、できないことを先に置いた。
速くなるのは、考える前の下ごしらえ
そのうえで、何が変わるのかを話した。散らばった情報をまとめる。資料の形にする。想定される反論を並べる。抜けている論点を洗い出す。やればできるが、時間のかかる下ごしらえを短くできる。
話しながら、差がつくのは道具の理解より、自分の仕事を理解しているかどうかだと思った。自分の手順を言葉にできなければ、どこを任せるかも切り出せない。逆に、仕事を工程に分けられる人は、最初から具体的に使える。
できないことを先に言うのは、売り込みと逆のようで気持ちが悪い。しかし相手の反応は、期待を膨らませてから説明したときより落ち着いていた。現実から始まった話は、あとで揉めにくい。
教わる側へ回ると、説明の順番が見えた
昼前、車の機能を教わった。ボタンの名前を聞いても何が起きるかわからなかったが、実際に押して動きを見せてもらうと、すぐ理解できた。動きを見たあとなら、名前は単なる記号ではなくなる。
自分が説明する側では、名前、仕組み、最後に結論という逆の順番を使いがちだ。相手は最後まで聞かなければ、何の話かわからない。伝わらない原因は内容ではなく、出す順番だったかもしれない。
同じ話を相手を変えて三回した場面でも、三回目が一番短く、一番伝わった。一回目は、自分の整理過程まで相手に聞かせていた。大事な相手へ話す前に、一度声に出す。できないことを先に置く。名前より動きを見せる。この三つだけでも、説明はかなり変わる。
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