Norikの日々の記録

2026-08-26

断ったその同じ電話で、組む話の取り分を自分から切り出した

昨日の夕方、知人に誘われてオンラインの説明会に出た。声をかけられたときに聞いていたのは、一緒に事業をやりたいから説明会がある、という一言だけだった。何の事業なのかは聞いていない。それでも私は、その時間に画面の前に座った。

説明の前半は、報酬の仕組みの話が続いた。人を紹介して登録につながると説明報酬が入る。商品を売れば毎月の積み上げになる。上の区分に上がるとボーナスが増える。そのあいだ、実際に何をどう売るのかの話はほとんど出てこなかった。

数字がひとつ出た時点で、私の答えは決まっていた

途中で、商品を売ったときに自分の手元に残る率が示された。一桁台だった。それを聞いた瞬間に、私の中では終わっていた。

その率では広告費が出ない。私はオンラインでの集客を実際にやっていて、一件の問い合わせを取るのに何をどれだけ払うことになるかを、自分の口座の動きとして知っている。手元に残るのがその率なら、広告を出した時点で赤字になる。すでに大勢の顧客を抱えている人なら別の計算になるが、これから始める人が広告なしで売り先を見つけられる話ではなかった。

私はそう言った。事業として成り立っていない、人を紹介するところだけが利益の出るポイントになっている、と。理念そのものはいいことだと思う、ただ事業モデルとしてはいいモデルではない、とも言った。相手にとっては失礼だったと思う。それでも、その場で言わずに持ち帰ると、たぶん次が来る。

翌朝、誘ってくれた本人から電話が鳴った

今朝、その知人から電話があった。昨日の説明では分かりにくかったと思うので自分から説明する、という。なぜ私がやったほうがいいのか、理由を三つ挙げてくれた。丁寧な電話だった。

私は、参加はしません、と答えた。ここは昨日のうちに決まっていた。

ただ、私が本当に確かめたかったのはそこではなかった。この人とは近く、別の事業を一緒に始めることになっている。だから聞いた。そちらに集まった人へ、この話をすることはありますか、と。

しないと言われた。それを聞いてから、私はもうひとつ足した。私はやらないし、人にも勧めない、と。自分が断るだけなら黙って断ればいい。けれど私の名前で集まった人にこの話が回るなら、断るだけでは足りなかった。

電話はそのまま、一緒にやるほうの事業の話に移った。そこで私は、自分から切り出した。後から揉めることは絶対にないと思いますけど、経費の持ち方と分け方だけは、ある程度、最初から決めておいたほうがいいと思って、と。かかる費用はどちらが持つのか、そこを引いた残りをどう分けるのか、その場で決めてもらった。

先週、別の相手との話で、自分の紹介として数えられるのかどうかが後から分からなくなったことがあった。決めていなかったのは私のほうだった。同じことをもう一度やる気はなかった。

断るかどうかで悩んだ時間は、昨日と今日を合わせて一時間近くある。答えは最初の数字ひとつで出ていたのだから、その一時間は本当は要らなかった。誘われた時点で、何の話なのかを一行もらえばよかっただけだ。それをしなかったのは、誘ってくれた相手を信用していたからで、いま思えばそれは信用の使い方を間違えている。

断ることと、組むことは別に置ける。同じ人と、同じ電話で、片方を断って片方を進めた日だった。

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